靴底とかかと

10万円クラスの靴のほとんどは革底です。しかも1枚の革を貼り付けているのではなく、底の形に合わせてカットしてあります。そのため型に合わせてカットしているのではなく、手作業で削っていることが多く、それを見ただけで違いが分かることが多いのです。ですが痛みが激しいのも、また底の部分となります。地面に直接触れるのですから当然といえるのですが、履き慣れている人にとっては気をつけている場所でもあります。しかしここで盲点となりやすいのが「かかと」の部分です。

かかと革底の靴であっても、かかとはゴムであることが多く、革に比べると損傷は大きくありません。ですがこれは革靴であって、スニーカーではないのです。なにが言いたいかというと、それは使用法、つまりは歩き方です。革靴、つまりかかとがある靴はスニーカーと違い歩くことが前提です。スニーカーは走ることも考えて作られており、それを使用し走る人も当然います。ですが革靴を走るために履くという人はいません。

歩く場合、最初に地面に触れる場所は「かかと」です。かかとを軸に歩くことになるため、歩くための靴はかかとのすり減りが早いのです。昔はかかと部分に鉄を打ち込んでいましたが、現在はそのような人はいません。そのためすり減ったかかとのゴムは交換しなくてはいけないのです。